2019年12月6日(金)-12月7日(土)の二日間にわたって、WordCamp Osaka 2019 が開催されました!
私も、実行委員の一人としてデザインチームに所属し、WordCamp に初参加!してまいりましたので、見て聞いて感じたことをここに綴っておきます。
コントリビューターデイ
12月6日(金)のコントリビューターデイは、ざっくり言うと「みんなでWordPress に貢献しようぜ!」という日です。
参加者は、いくつかのチームに分かれて、コアの開発に参加したり、プラグインを翻訳したりと、様々な角度から WordPress へ貢献します。
私は、プラグインの翻訳チームと迷ったのですが、コミュニティチームに参加してきました。
WordPress Meetup を通じて WordPress コミュニティと関わりは持っているので、そもそもこのコミュニティがどういった理念で動いているのかとか、何を大切にしているのか、といったことをより深く知りたいと思ったのです。
初めて会う方たちと交流を深めることもできたし、WordSlack にもやっと入ってみることがでたし、Meetup オーガナイザーのオリエンテーションも聞くことができました。とても良かった。
参加するまでは、WordPress コミュニティにより深く貢献するには、各地で開催される WordPress Meetup の共同オーガナイザーになればいいのかな、と思っていたのですが、それだけじゃないことも分かりました。
WordPress コミュニティは、Meetup 等で前に出て話すのをためらってしまう人たち――「こんなことしゃべって大丈夫なのかな」「WordPress について、難しいことは全然分からないから、喋れることがない」と思っているような人たち(めっちゃわかる)にも、話してもらいやすくするための活動を始めていました。
WordPress コミュニティでダイバーシティ(多様性)スピーカートレーニングのプロジェクトが進行中
(当日色々お話ししてくださった額賀さんの投稿)
当日は「今からダイバーシティスピーカートレーニングのドキュメントを翻訳していきます!」ということだったので、私も一緒に参加させていただきました。
Google翻訳を駆使して。
WordCamp の日本公式サイト WordCamp Japan に、100%GPL についてもっとみんなに分かりやすく掲載しよう!という動きもあります。
こちらはこれから、定期的にオンラインミーティングを重ねながら進めていく予定で、一緒に進められる仲間を募集したいということでしたので、私も参加することにしました。
会場内にはお菓子やコーヒーが用意されていたり、他の開催地から、WordCamp グッズのおすそ分けがあったりもしました。行ってないのに新潟のパンフレット貰っちゃった。かわいいです。
セッションデイ
12月7日(土)のセッションデイは、当日スタッフも兼実行委員としての参加だったので、ほとんど一日中バタバタしていました;
聞きたかったセッションの時間帯はスタッフシフトを調整してくださっていたので、以下の2つのセッションを聞いてきました!
- WordPress でも大丈夫!実例で見るウェブパフォーマンス改善(Kiteさん)
- Gutenberg 以降のテーマ作成に向けて、今学ぶべきこと(三木徹さん)
どちらのセッションも、中~上級者へ向けて、という感じで、とても勉強になりました。面白かったです!
それから、デザインチームのメンバーとして、下記のタイトルでグループ登壇してきました。
- ライフスタイルに合わせて活動するWordCamp Osaka 2019 デザインチーム(mikoさん、ともさん、茶生さん、Tazさん、yori3、私)
日々のタイムスケジュールをご紹介したり、WordCamp 実行委員としてどんな活動をしたか、リモートで作業をするにあたって何を意識したかといったことをお話ししました。
当日スタッフとしては、買い出しに行ったり、参加者さんの誘導をしたり、裏方のこまごまとしたお仕事を手伝ったり、会場のレイアウト変更を手伝ったり……シフトの空き時間も 色々お手伝いさせていただきました。
日中バタバタしすぎて、スポンサーブースもチラッとか見ることが出来ず、企画の参加も難しかったり、遠方から来てくれているはずの方にもゆっくりご挨拶できずでやきもきしたのですが、その分懇親会ではたくさん交流することができました!
Twitter等でお見かけしていてずっとご挨拶したかった方々とも、実際にお話しすることができ、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
この規模の大きなイベントだと、他府県からも多くの方が参加されていて、滅多にお会いできない方とも交流できるとてもいい機会ですね!
懇親会の最後には、実行委員長二人へのサプライズもあって、会場は大盛り上がりでした!
実行委員として
普段、ひとりでデザインをしてコーディングをして実装をして、というコンパクトな範囲で仕事をすることが多いため、チームの一人として大きなプロジェクトを進めたのは、とてもいい経験となりました。
デザインチームでの役割
私は主に、WordCamp Osaka 2019 公式サイトのスタイル調整を担当しました。
WordCamp のサイトは、使用可能なテーマが限られていて、かつ、変更可能なのはCSSのみ、という制約がある中で作成されます。
今回ベースとして使用したテーマは Twenty Ninteen ですが、デザインに合わせてコンテンツ幅を変更たのもあって、色々とかなり手こずりました;
だんだん時間が無くなってきて、CSS の書き方もやや場当たり的なところが出てスマートに書けなかったことが悔やまれます。
あとは、Twitter、facebook のヘッダー画像を作成したり、ブログに貼って貰うPRバナーを作成したりしました。
公式サイトに掲載されているのでよかったら見てみてくださいね!
WordCamp Osaka 2019の応援バナーを作成しました
WordCamp Osaka 2019のメインビジュアル公開&SNSカバー画像を作成しました!
実行委員をやって得たもの
セッションの際にもお話したのですが、実行委員としての活動は、思っていたよりもたいへんでした。
そもそもWordCampに参加したことがなくて勝手が分からない(完成系のイメージがない)ってのもあったのですが、多くは時間的な意味でたいへんでした(笑
もともと時間管理は比較的得意なほうだと思ってましたが、それでもかなりてんやわんやしました。
そしてそれはきっと、他のメンバーも同じです。
他のメンバーがスムーズに動けるためには、情報をきちんと伝えることが必要になります。
つまり、コミュニケーションが必要です。
理屈としては分かっていても、実践するのはなかなか難しいことですね;
これもセッションでお話ししたこと。
WordCamp の実行委員は、全員が完全非営利のボランディアで参加しています。
だからこそ、それぞれにそれぞれの事情やスケジュールや段取りや優先順位があるってことを前提として物ごとを捉えていくことが重要だな、と感じました。
これって、もっと広げて言えば、多様な在り方を認め合うってことなんですよね。
知識や技術力にバラつきがあって当然だし、割ける時間も人によって違う。動ける時間帯だって違う。
自分が「なるべく早く作業を終わらせよう」と思っていたとしても、周りの人も同じように動くべきかっていうと、それは違うよね、っていうことです。
協力してほしいんだったら、それはそれでそのようにお願いすればいい。
逆に、何も言ってないのにやってくれた人には、全力で「ありがとうー!!」って言えばいい。
そういう捉え方の重要性をなんとなく肌で感じられたのは、私にとっては大きな収穫だったと思います。
もう一つの大きな収穫は、何と言っても、新しく交流できる人が増えたこと!
準備を進める中で色々な方とやり取りをして、WordPress や WordCamp に関することでも、そうでないことでも、たくさんの交流ができました。
開催当日に、たくさんの方から「ありがとう! お疲れさま!」と言って頂けたことが何よりも嬉しかったし、私からもたくさんの人に「ありがとうございます! お疲れさまでした!」と言葉を返せてほんとうによかった。
何回でも言いたい。ありがとう、お疲れさまです!